もじもじ教室について |
じめじめと蒸し暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
なんか梅雨みたいですよね。
所々で大雨による被害が出ているということで、皆さんも気を付けてくださいね。
早くカラッとした季節にならないものかと、日々願っているハマです。
さて突然ですが、皆さんは最近、手書きで文字を書きますか?
最近私はパソコンで文章を書くことが多く、手で書く機会がめっきり少なくなってしまいました。
あいさつ状や年賀状などではできるだけ手書きで書こうと思ってますが、結局忙しい日々に追われパソコンなどで手軽にぱぱっと印刷して済ませてしまうことが多い気がします。
その為、今まで「ここぞ!」という時にうまく書けなくて、紙と時間を大量に浪費したことがありました。
また最近よくあるのが「読めるけど書けない」という現象。
これは普段から文字を書くことに親しんでいない(慣れていない)からだと思いました。
文字を書かないと、どんどん書けなくなってしまいます。
なので、今までは携帯にメモをしたりしていましたが、最近はできるだけ文字を書こうとノートを持ち歩いては色々なことを書き留めております。
文字を書くということは意外と楽しく、老化防止にもなるので(今からすでに取り組んでおります)一石二鳥じゃないでしょうか。
そんなこんなで文字に関心を持っていたところ、珈琲教室の受講者の白橋さんという方が『筆文字研究』をされているということを知りました。
白橋さんは、漢字の歴史や文字の成り立ちについて研究されており、『白橋鐘道』という名で筆文字文化の素晴らしさを正しく伝えるべく活動を行っております。
私は今まで何度か白橋さんのお話を聞く機会がありましたが、
漢字ができていく過程の話や、日本に漢字が伝わってから“かな”が生まれてきた過程の話などを聞いていると、どんどん興味がわいてきました。
また、文字の成り立ちを知ると、今までより少しだけ文字がきれいに書けるようになった気がします。
ま、そういうこともあり「文字」というものに非常に興味をそそられ、もっと知りたいと思いました。
そこで、皆さんにも文字の魅力を知っていただこうと、9月から毎週金曜日の夜に煎りたてハマ珈琲の2階にて『もじもじ教室』という教室を開くことになりました。
手で書く文字には“温かさ”があり、“人との繋がり”を感じることができることも魅力ではないかと思います。
皆さんも生活の中で何気なく使われている文字の魅力に触れてみませんか?
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『もじもじ教室』
~意外と知らない漢字の世界~
◆開催日:毎週金曜日
◆時間: 19:00~20:30
◆開催場所:煎りたてハマ珈琲2F
◆講師:白橋鐘道
◆受講料:1,600円(煎りたて珈琲付き)
◆定員: 8名
◆持ち物: 筆記用具(えんぴつ・ボールペンなど)
◆内容:
・文字の成り立ちについて
→現在の文字がどのようにしてできたのか、それを知っていると文字の世界がより楽しく、より魅力的に!
・いろいろな書体(篆書・隷書・楷書・行書・草書・かな)について
→漢字は、現代使われ続けている文字の中で最も古く成立した。
→漢字は、人類史上最も文字数が多い文字体系で、その数は10万文字をはるかに超える、など。
→日本人はさらにひらがなやカタカナを生み出し、より多くの表現をすることが可能になった。
・実際に書いてみよう
→文字の成り立ちから、学校では教わらない書き順まで、文字の世界を知っていただきます。
→「しんにょう」は点ひとつ?ふたつ?え?みっつ?
ほか
◆受講方法:
毎月第1金曜は《入門編》を行います。
もじもじ教室に興味のある方は、まず《入門編》を受講してください。
2週目から5週目は《篆書》《隷書》《楷書》《行書(草書)》《かな》の5種類をローテーションで行いますので、ご希望の書体の開催日に受講してください。
◆お申し込み: メールにて受け付けております。
件名に「もじもじ教室」、本文に「お名前」「携帯電話の番号」「受講希望日」を記入して、講師の白橋さんもしくは煎りたてハマ珈琲の濱までメールでお申し込みください。
・白橋鐘道→shirahashi37@gmail.com
・煎りたてハマ珈琲→info@hama-coffee.ocnk.net までメールでお送りください。
《入門編》の開催日は下記のとおりです。
8月29日(金)19時~(臨時)
9月5日(金)19時~
10月3日(金)19時~
・・・
11月以降も開催する予定です。
一番初めの教室は、来週の金曜日に行います。
金曜日の夜、予定が開いている方、ちょっと興味がある方、どしどしお申し込みください!
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もじもじ教室って、いったいどんなことをするの?
という方に、もじもじ研究所のブログからネタを拝借させていただいて、
例えば『行』という字の成り立ちはどうなっているかというと・・・
④隷書(れいしょ) ⑤草書(そうしょ) ⑥行書(ぎょうしょ)
①甲骨と②金文を見るとよくわかると思いますが、これはcrossroad,つまり十字路、交差点を表しています。
「山」「川」など物の名称の場合は象形文字でわかりやすいのですが、「行く」という動作を表す場合は、少し工夫がいりますね。
古代中国の殷(いん)の時代の人々は、道を行く、という風に考えて、道、それも道が交わるところを指して「行く」を表したのです。
それが、時代の経過とともに文字が移り行く過程でどんどん変化してゆき、やはり筆記といいますか、書きやすさが重視される隷書あたりから、本来の意味を表す形が失われていくようになってしまいます。
私たちが今使っている書体(楷書体)から、十字路を連想することは難しくなっていますね。
甲骨文字や金文など漢字の元の字形を知れば、その字の本来の意味が分かるのです。
ちなみに、行人偏(ぎょうにんべん)は十字路の半分を表しますから、これを部首に持つ字はすべて「行く」又は「道」に関係のある意味を含んでいます。
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というような内容でございます。
ではもう一つ。
↑この字はいったいなんという文字でしょうか?
答えは教室で、、、
たくさんのお申込み・お問い合わせお待ちしております。
・白橋鐘道→shirahashi37@gmail.com
・煎りたてハマ珈琲→info@hama-coffee.ocnk.net
T,Hama